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起稿

メモ

1.適応

大学生になると、酒を飲み出すし、服を買い出すし、免許を取り出すし、バイトを始め出す

多くの人は、それらを当たり前のことに感じてるし、まあ実際何ら不思議なことはない

しかし、それらを当たり前のように始められる人達を、俺は凄いと感じる

それまでゲームのソフト一本手に入れるのも高い買い物だったのに、同等の金額を毎回飲み会で飛ばすようになるし、親に丸投げしていた服装は、全部自分で考え直さないといけなくなるし、車を運転している姿なんて父親のものしか見たことないのに、そんな得体の知れない物を今度は自分が操作する訳だし、バイトに至っては、例えば塾講師だと、つい最近まで学ラン着てたような連中が、まだ彼ら自身も学生の分際なのに、小さい子達に「先生!」とか呼ばれちゃう  他のバイトについてもそうだ  俺は冗談抜きでマックやサイゼやコンビニの従業員は全員が社会人だと思い込んでたし、そういう専門職があるのかと思ってた

自分自身先程列挙したことは全て経験済みであるが、挑戦する前は「うーん これでいいのかなあ 本当にいいのか うーん うーん」ってめちゃくちゃ悩んだあげく、本番で体調やメンタルを崩すか、準備期間に数ヶ月くらい要していた なのに皆、平気な顔をして新しい環境に飛び込んでいくのである そこにある種の「違和感」を感じてしまうのは、考えすぎなのだろうか

おそらく次は就活時期である それまで飲んで遊んでしてた大学生達が、何事もなかったかのようにスーツに身を包み、企業に頭を下げ続ける日々を送る

そして当たり前のように会社に入り、当たり前のように働き、当たり前のように家庭を持つのである 誰もそれらを疑わないし、受け入れる

それまでの環境が確かに存在していたはずなのに、急に新しい状況に対応できる大半の人間に対し、羨望と嫉妬に満ちた眼差しを送る他ない

1年間、何の社会的立場にも属さなくて良い権利を、自由に行使出来る制度があって欲しい 前に進むことを強いられず、自分を見つめ直す心の休憩期間みたいなのがあっても良い